会長挨拶
第48回日本美容外科学会総会・第154回学術集会
会長 小室 裕造
帝京大学医学部 形成・口腔顎顔面外科学講座 教授
この度、第48回日本美容外科学会(JSAPS)総会・第154回学術集会を、2025年9月25日(木)、26日(金)の両日にわたり、東京虎ノ門ヒルズフォーラムにて主催させていただく運びとなりました。会長にご推挙いただきました役員の先生方、評議員の先生方、そして会員の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
今回のテーマは「Outer Beauty, Inner Confidence」といたしました。人はなぜ美容外科手術をはじめとする美容医療を受けるのでしょうか。それは、誰もがいつまでも美しく、若々しくありたいと願い、その願望を実現することで、より明るく楽しい人生を送りたいと望むからです。また、外見にコンプレックスを抱える患者さんが美容外科手術を受け、表情が輝くようになる瞬間に私たちが立ち会うこともしばしばあります。美容医療は、夢のある医学であると感じます。
しかしながら、近年の美容医療を取り巻く環境は日々大きく変化しており、特に近年の急激な変化には、懸念を抱かざるを得ないことも少なくありません。美容医療はれっきとした医学であり、安心・安全が最優先であることは言うまでもありません。このような状況下で、私たち日本美容外科学会(JSAPS)の会員が中心となり、日本の美容医療を牽引していく必要があると考えております。
また9月27日(土)に第3回Rhinoplasty Society of Asiaを開催させていただきます。アジア人の鼻の手術は欧米人のものとは異なるコンセプトが必要であることから生まれた学会であり今回が第3回になります。
学会では多くの学びが得られる機会となるよう準備してまいりますので、たくさんの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。